2020年06月19日

 梅雨時から夏にかけては、例年蒸し暑い日が続きます。
 「高温多湿」は細菌(ばい菌)や真菌(カビ)にとっては非常に快適な環境です。つまり、この時期は、細菌や真菌の感染に要注意です。
 急性扁桃炎や、さらに悪くなった扁桃周囲膿瘍、急性副鼻腔炎、急性中耳炎などが多くなってきます。数日で急に悪化することもありますので、喉が痛い、ものが飲み込みづらい、顔が痛い、鼻汁が続く、熱がある、耳が痛いなどの症状が続く場合は早めに受診をしてください。
 また、汗をかきやすい時期ですので皮膚のトラブルも増えます。外耳道の皮膚は非常に薄く、痒くて掻いてしまうとすぐ傷ついてしまいます。そうすると、そこに細菌や真菌が感染して外耳炎を起こしやすくなります。耳が痒い、耳が痛い、耳垂れが出るなどの症状があるときには受診をおすすめします。痒い時に耳を掻かないことも大事です。
 晴れた日、雨の日、気温も上下しますし、天候が変わりやすいこの時期は、喉や気管支などに負担がかかりやすい季節でもあります。水分や栄養をしっかりとって、身体を休めてください。喉の調子が悪いときや、咳や痰が多いときなども、ひどくなる前に受診をおすすめします。
 気温がそこまで高くなくても、この時期は身体から水分を失いやすいですから、こまめに水分を摂るように心がけましょう。また、気温が急に下がって冷えることもありますから、服装などにも心配りが必要です。

たかおか耳鼻咽喉科クリニック 院長 高岡卓司