2020年08月04日

 今年は長梅雨だなと思っていたら急に梅雨明けしましたね。8月になりましたし、これから暑さが続きそうです。
 COVID-19感染症は未だに収束しないままですから、引き続き感染対策は必要ですが、この暑さの中、炎天下でマスクを着けているのはなかなかに大変です。暑さと息苦しさで体調を崩してしまっては元も子もありません。マスクの着用は必要に応じて臨機応変に対応すると良いと思います。お店に入るときや人と話すときにはしっかり着けて、外を歩いている時などは外していても問題ないでしょう。体調を崩さないこと、元気であることは感染予防の基本ですから、マスクを気にするあまり体調管理が二の次にならないよう、気をつけましょう。

 また、感染予防として、手洗いはマスク以上に重要です。最近はアルコール系の手指消毒薬が多く出回っていますが、アルコール系の消毒薬では汚れはなかなか落ちません。手洗いで重要な順番は、1番目に流水(つまり水道水で手を洗うこと)、2番目に石鹸、3番目にアルコール消毒です。流水と石鹸での手洗いで汚れをしっかり落としてから、必要に応じてアルコール系の消毒薬を使うようにしましょう。日本には水道が到るところにありますから、気付いたら水道水で手を洗うようにしましょう。

 もう一つ、気をつけなければならないことがあります。COVID-19感染症でこのような状況になって数ヶ月が経ちます。感染を怖がるあまり、外に出ず家にこもっている人も少なくないでしょう。運動不足や、ストレスや不安から食べ過ぎてしまって不摂生になりやすいですから、注意が必要です。
 特にお年寄りに多いようですが、今まで通っていた病院にも行かなくなり、気付かないうちに持病が悪化してしまったという話もちらほら聞くようになってきました。あるいは、家にこもって運動もせず、ご飯を食べすぎてしまったり、ついつい甘いものを食べすぎてしまったりして、糖尿病や高血圧など、新たに病気になってしまったという話も聞きます。
 COVID-19感染症が拡大しているからと言って、他の病気は待ってくれませんし、今の話のように、今までと生活が変わってしまったことによって新たに病気になってしまう危険性もあります。「コロナ太り」だけであればまだ良いですが、これからまだこういう状況が続きますから、感染対策はしっかりしながらも、持病のコントロールをしっかり続け、健康診断も受けるなど、必要なことはきちんとするようにしましょう。

 体調管理だけではなく、心のケアも大切です。大なり小なり、誰もがストレスを感じていると思います。海外旅行というわけにはいきませんし、外食するにも注意が必要ですが、たまには景色の良いところでのんびりしたり、美味しいものを食べたり、リフレッシュすることも大事なことだと思います。感染対策もしっかりしながら、身体と心を健やかに保てるように工夫してこの夏を過ごしましょう。

たかおか耳鼻咽喉科クリニック 院長 高岡卓司