2022年01月06日

 例年、関東のスギ花粉の飛散開始は2月の2週目あたりからと言われています。よく耳にするこの「飛散開始」という言葉ですが、その日から花粉が飛び始めたということではありません。ある一定量を超えて花粉が観測されたということで、それ以前から飛散はしているのです。
 関東ではスギ花粉は11月頃から花の中で成熟します。その後、暖かい日に少し飛散することが時々ありますが、去年あたりからその頻度が多いような印象で、敏感な方は12月頃に既に強い症状が出ることがあります。スギ花粉のアレルギーがある方は、少しでもおかしいなと思ったら早めの受診をおすすめします。また、ハンノキの花粉はスギ花粉よりも早く飛散し始めます。ハンノキ花粉に関してはいわゆる花粉情報に反映されておりませんし、一般的なアレルギー検査に含まれていなこともありますので、注意が必要です。
 アレルギー性鼻炎に関してもう一つ、ご自分が何のアレルギーなのか、血液検査で調べておくと良いでしょう。何に反応するのかが分かれば、こちらも治療開始のタイミングや治療の時期、日常生活のアドバイスなど、的確な治療ができます。あるいは、今までずっと花粉症だと思っていた方が、血液検査をしたら実は花粉症ではなかったというケースも少なくありません。
 今まで検査をしたことがない、あるいは検査してからだいぶ時間が経っている方は、一度検査を受けてみてください。当クリニックでは血液検査はいつでも可能で、1週間弱で結果が出ます。

 スギ、ヒノキの花粉症はある日突然症状が強くなることが多いです。症状が出る前からしっかり治療を始めれば比較的楽に過ごせますので、早めに治療を開始しましょう。

たかおか耳鼻咽喉科クリニック 院長 高岡卓司